ナチュラルチーズとプロセスチーズの詳細
ナチュラルチーズとプロセスチーズ、どちらも元は乳牛から絞ったミルクであり、製造も同じ過程を踏みます。
しかし市場に出される状態で、完全に二つに分かれてしまいます。
いったい何が違うのかといえば、加工が施されているかどうかという点です。
チーズ工場が全国にありますが、その製造過程を見た経験はありますか。
たまにテレビメディアで、ちらりと一部が公開されることがあります。
頭の先から足のつま先まで、真っ白い無菌服で覆われた職員が、棚に詰まれた大きな塊のいくつかを点検して回っています。
想像どおり、チーズは、最後の熟成期間は雑菌が混入しないように、無菌室でじっくりと熟成されます。
おいしく高品質な製品をつくるために必要なのは、乳酸菌http://www.jannuslandingconcerts.com/takusannnosyurui.htmlがスムーズに発酵してくれるために適切な湿度と温度を保持することです。
雑菌が混入して、乳酸菌の健全な発酵を妨げられると、風味やコクがおかしなものになってしまいます。
場合によっては人体に悪影響を与えてしまうので、このように完全無菌室のような環境で、熟成させるのです。
テレビでよくみる形や売られているものは、楕円形もしくは長方形、三角と美しく整った形をしています。
自家製でできたもののように、ぶつぶつしていません。
親牛から絞ったミルクはまずろ過されて余分なゴミを除去した後、低温殺菌してから乳酸菌をまぜて固めます。
次に水分を抜いて型に入れて形を整えた後、塩を加味、無菌の醗酵室で、じっくりと熟成させます。
水分調整で、硬質、半硬質、軟質と分かれます。
職員の厳しい点検を経て、程よい発酵をしたと判断されるものが箱につめられて市場に送り出されます。
これがナチュラルチーズです。
発酵は工場の外へ出た後もどんどん進行していますので、賞味期限は大変短いです。
なるべく早く食べきることをおすすめします。
冷凍は逆に風味を損なうのでおすすめできません。
一方、プロセスは、さらに人の手を加えて、加熱処理させていますので、乳酸菌は死滅しています。
したがって発酵も止まっていますので、日持ちは比較的長いです。
とはいえ、せいぜい1週間かそこらのものなので、あまり大事にしすぎないほうが賢明です。
あの独特の風味は発酵菌の香りであり、コクも自然のままゆえにあるものです。
プロセスの場合は、1種類もしくは複数のチーズがませこぜにされて熱処理されるので、風味は消えますが、味もありませんので、あらゆる料理に応用できる点が重宝します。
使い道によって、品種を選ぶと良いでしょう。